CLOSED EXTERIORクローズド外構とは

クローズド外構

外構の種類

外構とは、隣地や道路との境界部分から建物までの敷地部分の構造のこと。様々な種類がある外構構造の中でも、この境界部分を囲ってしまって敷地を周りから見えないように覆う外構構造のことをクローズド外構、またはクローズ外構と言います。今回はこのクローズド外構の特徴や基礎知識、メリット・デメリットなどを解説していきます。

目次

  1. クローズド外構の概要
  2. クローズド外構のメリットとデメリット
    1. クローズド外構のメリット
    2. クローズド外構のデメリット
  3. クローズド外構に向いている人と向いていない人
    1. クローズド外構に向く人
    2. クローズド外構に向かない人
  4. まとめ

クローズド外構の概要

クローズド外構とは建物の敷地をブロック塀やフェンスで囲い、周囲から見えないようにした外構構造のことです。 その名の通り、閉じている外構ということからクローズド外構、またはクローズ外構と言います。 周りからの視線を遮断するのが特長の外構で、周囲の目を気にせずお家空間を楽しめる事から、プライバシーを大切にする方に特におすすめしたい外構スタイルです。

クローズド外構のメリットとデメリット

閉じたスタイルでプライベートと防犯性を重視したクローズド外構。 クローズド外構の具体的なメリットとデメリットを説明していきます。

クローズド外構のメリット

プライバシーの確保

クローズド外構のメリットとして一番に挙げたいのはなんと言ってもプライバシーを確保できる事。周りを囲まれているので、周りの目を気にせず安心して洗濯物を干すことができますし、外に飛び出す心配も無いので、小さな子供やペットもお庭で自由に遊ぶことができます。リビングのカーテンを閉めなくていいのも嬉しいですね。

安全性が高い

クローズド外構は、高い塀やフェンスで敷地を囲います。そのため安易に人が近づくことができません。近隣の子供たちのボール遊びの流れ弾や、いたずら防止にも効果があります。

クローズド外構のデメリット

閉塞的な雰囲気になる

クローズド外構は、敷地全体を周りから覆います。そのため、住宅敷地がある程度広くないと圧迫感を感じる上、一歩間違えれば近隣からも閉鎖的な家庭だと思われてしまいます。対策として塀の高さをある程度迄に留めておく事や、地域との交流も大切にする必要があると言えます。

費用が高い

敷地全体の周囲というのは、想像以上に長さがあります。それを背の高い塀やフェンスで囲うのですから、当然相応の費用がかかります。他にも塀材に生垣や植栽を採用した場合には、定期的な剪定も必要となり、メンテナンス維持費も嵩んできます。また、後からオープン外構に変更したい場合も解体撤去に補修と、かなりの費用を覚悟しなければいけません。

クローズド外構に向いている人と向いていない人

クローズド外構は、誰にでも向いているという訳ではありません。ここではクローズド外構のメリットとデメリットを正しく知った上で、自分がどの外構に向いているのかを慎重に判断してください。

クローズド外構に向く人

プライバシーを大切にしている

とにかく家庭の時間を大切にしたいという方や、近所付き合いが苦手な方に向いているのがクローズド外構です。服装を気にせずお庭や駐車場に出入りできますし、友人知人だけのホームパーティを気兼ねなく楽しむ事もできます。交通量の多い場所に家がある場合や、小さな子供、ペットを自由に遊ばせたい方にも最適です。

住宅のデザインを楽しみたい

クローズド外構はオープン外構と比べ、多くのエクステリア資材を使用します。エクステリア資材は各メーカーから様々なデザインの物が沢山出ていますので、自分好みの外構を作る楽しみがあります。雰囲気を統一することで、重厚感や高級感を出しやすいのも特徴です。

クローズド外構に向かない人

外構にお金をなるべく掛けたくない

クローズド外構は、どうしても費用が嵩みがちな外構です。少しでも費用を抑えたい方には向いていません。費用は掛けたくないものの、どうしても周囲の視線が気になるという方は、部分的な目隠しをするセミオープン外構がおすすめです。

住宅敷地が狭い

都心部や下町などの敷地が狭い住宅街では、クローズド外構はその敷地の狭さをより強調してしまいます。背の高い塀やフェンスが圧迫感を与えますし、エクステリア資材の厚みが敷地を逼迫するので、犬走りを通るのもままならないケースもあります。

クローズド外構まとめ

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