このページの要点
- セミオープン外構とは
- 敷地の境界を部分的に囲う外構スタイル。「セミオープン外構」も同じものを指します。もっとも多いのは、玄関まわりを門柱・門扉・低い塀で構え、駐車スペースは開けたままにする形。オープン外構の出入りのしやすさと、クローズド外構の構えの良さを、場所ごとに使い分けます。
- 費用の目安(新築・税込)
- 駐車1台の最小構成で 約175〜275万円、駐車2台+カーポートで 約325〜500万円。内訳と条件を見る
- 向いている方
- 玄関まわりに構えがほしい/車の出し入れは楽にしたい/費用と安心のバランスを取りたい方。詳しく
- 決め方
- 車の出入口まで閉じるかどうかが分かれ目です。どこまで囲うかの決め方
セミオープン外構とは
セミオープン外構とは、敷地の境界を部分的に囲う外構スタイルです。「セミオープン外構」も同じものを指します。開いている側から見るか、囲っている側から見るかで呼び方が変わるだけで、工事の内容に違いはありません。
もっとも多いのは、玄関まわりを門柱・門扉・低い塀で構え、駐車スペースは開けたままにする形です。門扉があるので敷地に「入口」ができ、来客も宅配も一度そこで止まります。一方で車は門を通らずに出し入れできるので、日々の使い勝手はオープン外構に近いまま保てます。
三種類の中で最も敷地条件を選ばず、実際のご依頼もこの形に落ち着くことが多いスタイルです。
なお、リビングの窓の前などに立てる目隠しフェンスは、スタイルの区分とは別の話です。目隠しはオープン外構にもクローズド外構にも足せる部材で、それがあるからセミオープンになるわけではありません。区分を決めているのは、あくまで敷地の境界をどこまで囲うかです。
3スタイルの違いを比べる
同じ敷地条件(関西・40〜50坪・駐車2台・カーポートあり・新築・標準仕様)で、当社の見積シミュレーターに条件を入れて比べたものです。囲う範囲が広いほど、費用は上がります。
→ 表は横にスクロールできます
| オープン外構 | セミオープン外構 | クローズド外構 | |
|---|---|---|---|
| 囲い方 | 門扉を設けず、境界も囲わない | 玄関まわりだけ門扉で構える | 前面を塀で閉じ、車の出入口にもゲート |
| 費用の目安 駐車2台・カーポートあり・敷地40〜50坪の平均 |
約275〜400万円 | 約325〜450万円 | 約425〜550万円 |
| 開放感 | 高い | 場所によって使い分け | 低い(囲いの中に庭をつくる) |
| プライバシー | 設計の工夫で補う | 必要な場所だけ確保 | 高い |
| 手入れ | しやすい | ふつう | 塀・門扉の分だけ増える |
| 向く敷地 | 道路や隣家との距離に余裕がある | 車は出し入れしやすくしたい/玄関に構えがほしい | 道路や隣家が近い/防犯を最優先 |
| 詳しく | オープン外構とは → | このページ | クローズド外構とは → |
※ 金額は当社の見積シミュレーター(v3.5)に上記条件を入力した概算・税込です。実際の金額は敷地の高低差・道路条件・選ぶ製品によって変わります。ご自宅の条件で試算する
セミオープン外構の費用の目安
新築・標準仕様・平坦な敷地・一般的な住宅街という条件で、当社の見積シミュレーターに入力した概算(税込)です。門柱・門扉に加え、玄関まわりの塀を5〜10m想定しています。カーゲートは付けません(付けるとクローズド外構になります)。「一式いくら」ではなく、掘削・残土処分・土間コンクリート・ブロックまで積み上げて計算しています。いずれも「その条件での平均」であって、上限ではありません。敷地に高低差がある、道路が狭い、グレードを上げるといった条件で、この幅を超えます。
CASE 01 / 敷地30坪未満
駐車1台+門柱+門扉+玄関まわりの塀+植栽+照明
関西の平均
約175〜250万円
首都圏の平均
約200〜275万円
最小構成。オープン外構に門扉と玄関まわりの塀を足した形です。差額がそのままスタイルの差になります。
CASE 02 / 敷地30〜40坪
駐車2台+門柱+門扉+塀+宅配ボックス+植栽+照明
関西の平均
約225〜325万円
首都圏の平均
約275〜375万円
もっとも多いご依頼の形。門扉の左右に低い塀を回し、駐車スペースは開けたままにしています。
CASE 03 / 敷地40〜50坪
CASE 02 + カーポート(2台用)
関西の平均
約325〜450万円
首都圏の平均
約350〜500万円
カーポートは商品代のほかに基礎・組立・雨水の排水接続が必要です。
※ 税込・当社見積シミュレーター(v3.5)による概算。平坦(高低差なし)・普通の住宅街・スタンダードグレードを前提としています。塀を回す範囲が伸びるほど、また高低差がある敷地ほど上がります。リフォーム外構の場合は既存撤去の費用が別途かかります。
この幅を超えるのはどんなときか
- 塀を回す範囲セミオープン外構で最も金額が動く要素です。玄関まわりだけか、庭側まで回すかで変わります。
- 敷地の高低差道路より敷地が高い場合、土留めと階段が必要になります。
- 駐車台数1台増えるごとに、土間コンクリートの面積と掘削・残土処分が増えます。
- 門柱・門扉の仕様機能門柱か造作か、門扉を手動か電動かで変わります。ここは見える部分なので効きます。
どこまで囲うかの決め方
セミオープン外構は「部分的に囲う」スタイルなので、どこで線を引くかを決める必要があります。実際のご相談では、次の3つを順に確認していきます。
POINT 01車の出入口を閉じるか
ここがクローズド外構との分かれ目です。駐車スペースにもゲートやシャッターを付ければクローズド外構、付けなければセミオープン外構になります。
ゲートは防犯と飛び出し防止に効きますが、毎日の開け閉めが増え、費用も上がります。車の出し入れの頻度で決まることが多い項目です。日に何度も出入りされるご家庭では、開けたままにする判断が優勢です。
POINT 02玄関まわりをどこまで構えるか
セミオープン外構の顔になる部分です。門柱だけ立てる/門柱に門扉を付ける/門扉の左右に低い塀を回す——この3段階で、印象も費用も変わります。
門扉があると、来客も宅配も一度そこで止まります。敷地に「入口」ができるので、他人がそのまま玄関まで来ることがなくなります。塀を回す範囲を伸ばすほどクローズド外構に近づきます。
POINT 03庭側を囲うか
道路に面していない側は、後回しにできます。隣家との境界はブロック1〜2段だけにしておき、必要になってからフェンスを足すという進め方が可能です。
ここを最初から囲うと費用は上がりますが、庭でお子さまやペットを遊ばせたい場合は先に入れておくほうが安全です。使い方が決まっていなければ、いったん開けておく判断で構いません。
この3つが決まれば、囲う範囲はほぼ確定します。囲いを足す工事は後からでもできますが、建てた塀を減らすには解体費がかかります。
施工前と施工後
大阪府の新築外構。ページ上部の写真は、この工事の完成後です。左右のスライダーを動かすと、同じ位置から撮った施工前と見比べられます。玄関側だけを低い壁とフェンスで囲い、駐車スペースは開けたままにしています。
工事前 ⇄ 工事後
BEFORE
AFTER
昼 ⇄ 夜(同じ場所の照明)
昼
夜
つまみを左右に動かしてご覧ください(キーボードの ← → でも動きます)
セミオープン外構のメリット
玄関に「構え」ができる
門柱と門扉があると、敷地に入口が生まれます。来客も宅配も一度そこで止まり、そのまま玄関まで来ることがなくなります。
車の出し入れは楽なまま
駐車スペースにゲートを付けないので、日々の出入りはオープン外構と変わりません。ゲートの開閉が要らないのは大きな差です。
費用を掛ける場所を選べる
全周を囲うクローズド外構に比べ、囲うのは玄関まわりだけ。浮いた分を門柱の素材や植栽・照明に回せます。
敷地条件に強い
角地、旗竿地、間口の狭い敷地。どこまで囲うかを面ごとに調整できるので、条件が偏っていても収まります。
圧迫感を抑えられる
囲うのは一部なので、外から見た印象にも、中から見た抜け感にも余裕が残ります。
後から足していける
暮らしてみて必要になった範囲を追加できます。基礎ブロックを先に入れておけば追加工事は小さく済みます。
デメリットと、その対策
セミオープン外構でつまずくのは、ほぼこの3点です。いずれも設計段階で決めておけば避けられます。
DEMERIT 01決めることが多く、打ち合わせが増える
「どこまで囲うか」を決めるぶん、オープン外構より検討が要ります。ただし、決め方には型があります。車の出入口・玄関まわり・庭側の3つを順に決めれば、囲う範囲はほぼ確定します。手順は「どこまで囲うかの決め方」に挙げています。3D CADで完成イメージを見ながら決めるので、図面だけで判断していただく必要はありません。
DEMERIT 02中途半端な見た目になることがある
囲う部分と開く部分がちぐはぐだと、そう見えます。避け方は単純で、素材と高さを揃えること。門柱・門扉・低い塀を同じ色調でまとめ、高さを2種類までに抑えると、部分的に囲っていても一つのデザインとして成立します。素材を増やさないのが、いちばん効きます。
DEMERIT 03費用がオープン外構より上がる
門柱・門扉と玄関まわりの塀が加わるぶん、同じ条件でオープン外構より上がります。当社概算ではその差はおよそ50万円(関西・40〜50坪・駐車2台・カーポート付きの場合)。全周を囲いカーゲートまで付けるクローズド外構との差が約100万円あることを考えると、玄関まわりだけ構えるのは費用対効果の高い選択です。
セミオープン外構の施工事例
実際に手がけたセミオープン外構の事例です。どこまで囲うかの感覚は、写真で見ていただくのがいちばん早道です。
囲う範囲の振れ幅を見比べたい方は、オープン外構の事例とクローズド外構の事例もあわせてご覧ください。
SOTORIEの設計方針
- 提案
- 3D CADで完成イメージを共有してから決める
- 体制
- 専属プランナーが設計から施工まで一貫して担当
- 品質
- 全国共通の施工基準/お引き渡し後 最長10年保証
セミオープン外構は、三種類の中でいちばん「決めること」が多いスタイルです。だからこそ、先に囲う範囲を決めないようにしています。図面を広げて、道路と窓を線で結び、実際に見えるかどうかを一つずつ確認する。囲う範囲は、その結果として決まります。
先に「セミオープンにしましょう」と決めてしまうと、必要のない場所まで囲うことになりがちです。費用は上がり、日当たりと風通しは落ちます。スタイルの名前から入らず、困りごとから逆算する。これがSOTORIEの基本的な考え方です。
新築の場合は、お家の図面が確定する前のご相談ほど、窓の位置や駐車スペースの取り方まで含めて調整できます。もちろん、図面確定後やリフォームでも、その条件の中で叶えられるプランをご提案します。
よくあるご質問
セミオープン外構の費用はどのくらいかかりますか?
当社の見積シミュレーターによる新築・標準仕様の概算では、駐車1台+門柱+部分的な目隠しで約175〜275万円、駐車2台+宅配ボックスを加えて約225〜375万円、さらにカーポートを付けると約325〜500万円が目安です(税込・関西〜首都圏の幅)。塀を回す範囲と門扉の仕様で金額が動きます。カーゲートは含みません(付けるとクローズド外構になります)。内訳を見る
セミオープン外構とセミオープン外構は違うものですか?
同じものを指します。敷地の一部だけを囲うスタイルを、開いている側から見れば「セミオープン外構」、囲っている側から見れば「セミオープン外構」と呼びます。会社や地域によって呼び方が分かれるだけで、工事の内容に違いはありません。
どこまで囲えばいいか分かりません。決め方はありますか?
3つを順に決めます。①車の出入口を閉じるか(閉じればクローズド外構、開けたままならセミオープン外構)②玄関まわりをどこまで構えるか(門柱だけ/門扉を付ける/左右に低い塀を回す)③庭側を囲うか(後回しにできます)。3つの決め方を詳しく
門扉を付けると、車の出し入れは不便になりますか?
セミオープン外構では、門扉は玄関側だけに付け、駐車スペースは開けたままにするのが一般的です。この形なら車の出し入れにゲートの開閉は要らず、日々の使い勝手はオープン外構とほとんど変わりません。車の出入口にもゲートを付けると、それはクローズド外構になります。
後から囲う範囲を広げることはできますか?
できます。セミオープン外構は元々「必要な場所から順に囲う」考え方なので、追加とは相性の良いスタイルです。初回の工事で将来のフェンス位置に基礎ブロックを入れておけば、追加工事は小さく済みます。
オープン外構・セミオープン外構・クローズド外構の違いは何ですか?
囲う範囲の違いです。オープン外構は門扉を設けず、敷地の境界も囲いません。セミオープン外構は玄関まわりだけを門扉で構え、駐車スペースは開けたままにします。クローズド外構は前面を塀で閉じ、車の出入口にもゲートを設けます。同じ敷地条件で当社概算を比べると、オープン約275〜400万円、セミオープン約325〜450万円、クローズ約425〜550万円です。比較表を見る
どんな敷地がセミオープン外構に向いていますか?
道路や隣家との距離が近い面と、余裕のある面が混在している敷地に向いています。角地で二面が道路に接している敷地、道路からリビングが見通せる間取り、隣家の窓と自宅の窓が向かい合っている敷地などです。三種類の中で最も敷地条件を選ばず、多くのご依頼がこの形に落ち着きます。
対応エリアはどこですか?
関東・関西を中心に各地へ店舗を構えています。店舗のない地域も、内容と条件によっては対応できる場合があります。最新の店舗と対応可否は店舗・対応エリアからご確認ください。
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