開放的かつ低コストが魅力のオープン外構。新築外構のご相談では「シンプルモダンなオープン外構」を希望される方が多くいらっしゃる一方で、実際に住んでみると周囲の視線や防犯面が気になり不便やストレスを感じて「オープン外構をやめたい…」と後悔する方もいらっしゃいます。

今回は、オープン外構でよくあるお悩みと解決策としておすすめの外構・エクステリアを5つご紹介します。

目次

オープン外構とは?

オープン外構とは、建物の敷地をブロック塀やフェンスで囲うことをせず、周囲からオープンに見える外構構造のことです。 その名の通り、開けていることから明るく開放的な点が特長の外構で、欧米では主流となる外構スタイルであり、敷地面積が大きく取れない日本の住宅でも一般的な外構です。

オープン外構には開放感や敷地を広く見せる効果があり、費用を抑えられる点も人気の理由ですが、プライバシーを守りにくいデメリットもあり、日常生活でストレスを感じる方や、オープン外構にしたことを後悔している、やめたいという声も耳にします。

関連ページ:オープン外構とは

オープン外構のよくあるお悩みTOP3

周囲からの視線が気になる、プライバシーを守りにくい

オープン外構は敷地の境界に囲いが無いため周囲からの視線が通りやすく、道路を通行する人や隣家からの目が気になってカーテンを閉めたままというご家庭も多くみられます。特にリビングや玄関から家の中が丸見えになってしまうこともよくあるお悩みです。

子どもやペットの飛び出し

オープン外構は家から外へのアクセスがしやすいことは戸建の魅力の1つですが、オープン外構では敷地の外までさえぎるものが無いため、小さいお子さんやペットが飛び出してしまいそうになり危険を感じたという方も多いようです。

敷地への侵入、防犯面での不安

オープン外構の敷地には誰でも容易に侵入できることから、特に夜間や帰宅時に防犯面での不安を感じる方がいらっしゃいます。また、車のすれ違いやUターンの際に敷地を使われたり、角地では敷地を斜めに通行されたりすることがストレスになりやすいとも言われます。

▶関連ページ:【戸建の防犯対策】不審者を寄せ付けない外構・エクステリア6選

オープン外構のお悩み解決におすすめの外構・エクステリア

周囲からの視線をさえぎりたい、プライバシーを確保したい

【門柱】

オープン外構での周囲の視線対策には玄関前の門柱が効果的。造作門柱は、玄関周りにオリジナリティを出しつつプライバシーを守りたい方におすすめです。

玄関から家の中が見えてしまう場合は、機能門柱を立てる方法もあります。
インターホン、表札、照明、ポストが一体となど必要なものをまとめてコンパクトに配置できる機能門柱は、オープン外構の玄関アプローチで目隠し代わりとしても活用できます。

【枕木】

オープン外構ならではの開放感やデザイン性を保ちながら、程よく視線をさえぎるなら枕木がおすすめです。
エクステリアのアクセントにもなる枕木は、圧迫感を減らしつつプライバシーを保つことができます。縦の格子は、横からの視線に効果的です。

子どもやペットの飛び出しを防ぎたい

【門扉】

お子さんやペットと思いっきりお庭で遊びたい方は、門扉を取り入れてみてはいかがでしょうか。
自宅の敷地と外の境界を示す扉である門扉(もんぴ)は、玄関周りやお庭への侵入を防ぎ、防犯性を高めながらご自宅の印象を大きく変えることができます。

建物の正面はオープン外構で開放的に、お庭や建物の裏手には侵入防止の門扉を付けるのもおすすめです。

引戸門扉(スライド式)なら玄関までのスペースが広くない敷地にも設置できます。アプローチの階段上にまたがって付けられる門扉もあります。

敷地への侵入を防ぎたい、防犯性を高めたい

【フェンス】

周囲の視線をさえぎり、不審者の侵入防止にはフェンスが効果的です。
オープン外構の敷地の一部にフェンスを設置すれば、プライバシーと開放感を両立できます。格子の向きや通風性、採光性などの機能性と豊富な素材やカラーバリエーションがあります。

関連ページ:目隠しフェンスの選び方

【照明】

オープン外構の夜間の防犯面が気になる方には、照明をおすすめします。
玄関アプローチや駐車場、お庭を照明で明るく照らして視認性を高くすることで防犯効果を高めます。夜間のライトアップは侵入防止だけでなく、高級感を高める演出としても効果的です。

▶関連ページ:リビングからの景色は照明で変わる!夜の庭の楽しみ方

まとめ

人気のオープン外構は、開放感のある暮らしを実現できる魅力的なデザインである一方で、周囲の視線や子どもの飛び出しなど日常生活でのストレスを抱える方もいらっしゃいます。プライバシーや侵入防止など防犯面での心配事を減らす工夫が施された外構プランで、安心して毎日を過ごしませんか?

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▶関連ページ:オープン外構のよくあるお悩みを解決!プライバシーを守るおすすめのエクステリア5選

外構・エクステリアでできる防犯対策6つ

植栽で視線をさえぎる、侵入を防ぐ

近年多くみられるオープン外構では植栽を活かしたナチュラルなスタイルが人気ですが、植栽はご自宅のエクステリア空間に彩りを添えるだけでなく、視線をさえぎったり周囲との境界を明確にする役割もあります。

玄関アプローチはもちろん、勝手口や浴室、建物の裏手などへの侵入を防ぐように防犯対策としても植栽をうまく活用しましょう。ソヨゴやヤマボウシ、オリーブなどの常緑樹は一年を通して緑を楽しむことができるので、シンボルツリーとしてもおすすめです。

フェンスは隠す&見通しのバランスが大切

防犯対策のためのフェンスには、人影をある程度見通せるようなフェンスを選ぶことが大切です。高すぎるフェンスで完全に視線をさえぎらず、周辺の方にも不審者の存在に気付いてもらうことで、防犯性を高めることができます。

フェンスの幅や高さ、格子が縦向きか横向きかによっても周囲からの見え方は変わります。乗り越えにくい形状や高さにも考慮し、見通しが悪くなり過ぎないものを選びましょう。

▶目隠しフェンスの選び方【知っておきたいポイント3つ】はこちら

建物の裏手にも配慮する

建物の裏手には浴室やトイレが配置されることが多く、換気のため窓を開けておくことが多くなりがちです。
ご自身では外から目にする機会の少ない場所で意識が向きにくくなりますが、死角となる空間への侵入を防ぐ扉を設置したり植栽で視線をさえぎるなどの防犯対策をしておくと安心です。

玄関周りはオープンで、お庭への入口や建物脇を部分的にクローズにする方法もあります。門扉やフェンスなどエクステリアをうまく活用したプランもありますので、気になる方は外構工事専門店にご相談ください。

照明・センサーライトの活用

暗がりになる場所や建物の裏手は人目に付きにくいため、照明やセンサーライトを設置しましょう。
おすすめは植栽と照明の組み合わせです。ご自宅の夜間の印象をワンランクアップさせつつ防犯対策にもなります。

ポストからの情報漏洩を防ぐ

機能的でシンプルなものからおしゃれなものまで、ポストには多くの種類があります。郵便物から個人情報が漏れないように、鍵のかかるものを選びましょう。
中の郵便物が見えにくく容量の大きいタイプを選んでおくと、不在がちなご家庭も安心です。

不審者対策を優先するなら、ポストの設置場所はなるべく敷地の外側をおすすめします。境界を明確にすることで、敷地内への不要な立ち入りを減らし防犯性を高めることができます。

駐車スペースにはゲートや照明を

オープンな駐車場は車の出し入れがしやすくなる一方で、盗難や侵入者への心配が出てきます。伸縮式や跳ね上げ式のカーゲートを設置して、クローズしておくと防犯対策になります。
夜間の暗さが気になる方は、ダウンライト付きのカーポートでより高級感のあるエクステリア空間を演出することもできます。

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