「やっと理想の間取りが決まった!」という皆さん、外構のことは後回しになっていませんか?
注文住宅を建てた方のアンケートで、実は建物本体よりも「外構(お庭)で後悔している」という声が非常に多いのをご存知でしょうか。
「通りからの視線が気になって、リビングのカーテンを一度も開けられない」
「予算が足りなくて砂利にしたけれど、雑草がひどくて手に負えない」
住み始めてから感じる外構の後悔は、家づくり中の「ほんの少しの知識」で未然に防ぐことができます。
この記事では、これまで数多くの施工に携わってきた外構専門店が、先輩施主がハマった「外構の後悔ワースト5」と、その具体的な解決策を徹底解説します。
10年経っても「この家にしてよかった」と思える後悔しない外構づくりのヒントを、ぜひご覧ください。
【目次】
- 家づくりで外構の後悔や失敗が多いのはなぜ?
- 先輩施主の「こうしておけばよかった」外構のよくある後悔・失敗5つ
- 予算不足を乗り越える!「今やるべき工事」と「後でもいい工事」
- 外構の後悔を防ぐ3つのシミュレーション
- まとめ:後悔しない外構は、専門家と一緒に作る「安心」から
家づくりで外構の後悔や失敗が多いのはなぜ?

夢のマイホーム。間取りやインテリアには何十時間もかけて打ち合わせをするのに、なぜか「お庭(外構)」で後悔する人が後を絶ちません。それには、家づくりの仕組み上、どうしても陥りやすい「2つの大きな理由」があります。
後悔理由①建物に予算を使い果たし、外構が「余った予算」で行われるから
家づくりは通常、「土地→建物→外構」の順番で計画が進みます。多くの場合、建物の打ち合わせ中に「せっかくなら」と設備のグレードを上げたり、オプションを追加したりして、最初に予定していた外構予算を削ってしまうケースが非常に多いのです。
その結果、最後に残ったわずかな予算で外構を完成させて、無理やり帳尻を合わせることに。
「本当は全面コンクリートにしたかったけれど、予算がないからとりあえず砂利に……」という妥協が、数年後の雑草トラブルや、やり直しによる高額な追加出費といった失敗を引き起こす最大の原因となります。
後悔理由②外構の使い勝手は図面だけでは分からないから
家づくりで目にする図面のほとんどは、真上から見た「平面図」です。しかし、外構の住み心地を左右するのは、実は「高さ」や「奥行き」といった立体的な感覚です。
「図面では駐車場は十分な広さに見えたけれど、実際に柱が立つとドアが開けにくい」「目隠しフェンスを1.2mの高さで作ったけれど、道路を歩く人と目が合ってしまう」といった失敗は、平面の図面だけではなかなかイメージできません。
さらに、窓を開けたときに見える景色や、お隣との距離感など、周囲の環境との「相互関係」を考慮しきれないまま外構が完成してしまうことが、後悔に繋がってしまいます。
先輩施主の「こうしておけばよかった」外構のよくある後悔・失敗5つ

実際に暮らし始めると、図面を見ているときには想像もできなかった「日常のちょっとした不便」が積み重なって大きなストレスになるものです。
ここでは、これまで多くのお客様から寄せられた「住んでから気づいたリアルな後悔」を5つ厳選しました。ご自身の現在の外構プランと照らし合わせながら、一つずつチェックしてみてください。
①雑草とメンテナンス
- 庭に「緑が欲しい」と天然芝にした結果、夏場の草むしりや水やりが想像以上に大変
- 防草シートをケチってしまい、砂利の隙間から生えてくる雑草との戦い
【解決策】メンテナンスフリーな人工芝やタイル、土間コンクリートの賢い使い分けがおすすめです。
関連記事:庭の雑草対策10選|プロおすすめの安全でラクな方法を紹介
②外からの視線
- オープン外構にしたら、道路を歩く人が気になってリラックスできない
- 目隠しフェンスを立てたが、高さが足りずに結局カーテンを閉めっぱなし
【解決策】「室内からの目線」を確認してフェンスの高さを決めましょう。クローズ外構・セミクローズ外構も視野に入れると外構プランの幅が広がります。
関連記事:玄関の目隠しアイデア5選|プライバシーを守りつつ外構をおしゃれ仕上げるポイント
③駐車スペース
- 駐車場が車のサイズギリギリで、ドアの開閉や荷物の出し入れがしにくい
- カーポートの柱が邪魔で、何度も切り返さないと駐車できない
【解決策】前面道路の幅や電柱の位置などを考慮してプランニングしましょう。将来の買い替え(大型車)も見越したゆとりある寸法設計が大切です。
関連記事:【人気車種別】必要な駐車場スペースの幅は?使いやすいサイズは?
④照明・屋外コンセント
- 夜は鍵穴が見えないほど家の周囲が暗く、防犯面でも不安
- 高圧洗浄機や電気自動車、庭でのBBQに必要な電源が無い
【解決策】特に防犯面の不安は日常生活にも大きな影響があります。後付けが難しい電気配線こそ、新築時の「先行配管」が重要です。
関連記事:リビングからの景色は照明で変わる!夜の庭の楽しみ方
⑤ウッドデッキ
- デッキ下の雑草対策や掃除が面倒
- サイズが中途半端、近隣から丸見えで使いづらい
【解決策】設置前に用途や利用シーンを想定して計画を立てましょう。目隠しフェンスや日よけの併用などで快適性を確保することが、お庭でのんびり楽しむ秘訣です。
関連記事:ウッドデッキの耐用年数や耐荷重はどのくらい?寿命や耐久性は?
▽SOTORIEスタッフの後悔事例
我が家はオープン外構で、玄関横に小さな植栽スペースがあります。新築時にシマトネリコとキンモクセイの木が植えてあったのですが、甘い香りに誘われてハチが来るようになり、お手入れのコストやデメリットが気になって数年後に撤去しました。
空いたスペースに造作門柱や目隠しフェンスを立て、セミクローズ外構にしたいと思いつつ数年が経過...配線工事や植栽スペースの撤去費用などがかさむため、現在もリフォームはできないままです。
建物に比べ外構は後回しになりがちです。入居前にしっかりと外構のコスパやメリットを比較して、ポイントを押さえておきましょう。住んでから「こうすればよかった」と後悔してからのリフォームは、時間と費用がかかります。費用を抑えたい方こそ、事前にしっかりと検討されることをおすすめします。
予算不足を乗り越える!「今やるべき工事」と「後でもいい工事」
「建物本体にお金をかけすぎて、外構予算が底をつきそう…」というのは、家づくりで最も多いお悩みの一つです。でも、ここで闇雲に予算を削ってしまうのは後悔のもと。
なぜなら、外構には「今やらないと後で数倍の費用がかかる工事」と「住んだ後でも費用が変わらない工事」の2種類があるからです。
ここでは、限られた予算を外構のどこに集中させるべきか、プロの視点で「後悔を防ぐ賢い取捨選択」の基準をわかりやすく整理しました。
削ってはいけない!後からの変更が難しい・費用がかかる工事

予算が足りなくなったとき、つい「とりあえず削って、余裕ができたら後で外構をやり直そう」と考えがちですが、実は外構には「後からやり直すと費用が数倍に跳ね上がる項目」が存在します。以下の3つは、外構の中でも優先的に予算を確保すべき項目です。
1. 土間コンクリート(駐車場など)
「今は外構にかける予算がないから、一旦砂利にしておこう」というのはよくある考えですが、実は慎重になるべきポイントです。
- 理由
砂利をコンクリートにするには、まず「砂利の撤去・処分」が必要です。
さらに、地面を一定の深さまで掘り下げる「残土処分」の費用が再度かかります。 - リスク
後から工事をすると、すでに完成しているアプローチや門柱を傷つけないよう慎重な作業が求められ、人件費も高くなります。 - プロのアドバイス
駐車場を全面砂利にした場合、将来の大きな出費(解体・処分費)を覚悟する必要があります。
タイヤが乗る部分だけにコンクリートを打つなど、工事を行う面積を減らす工夫がおすすめです。
2. 地中の配管・電気配線工事
お庭に照明をつけたい、電気自動車(EV)用のコンセントが欲しい、外水道(水栓)を増やしたい…。これらはすべて「地中の工事」が必要です。
- 理由
外構が完成した後で配線や配管を追加しようとすると、せっかく綺麗に貼ったタイルや打ったばかりのコンクリートを「壊して掘り返す」ことになります。 - リスク
壊した部分を補修しても、完全に元通り(境目なし)にするのは難しく、見た目も損なわれます。 - プロのアドバイス
予算的に今は照明本体を付けなくても、地中に「空配管(あとで線を通すためのパイプ)」だけを通しておくのがポイント。
これなら数千円〜数万円の先行投資で、将来かかる数倍の工事費をカットできます。
3. 基礎に関わる土留めやブロック塀
隣地との境界や、高低差を支える「土留め(どどめ)」は、家の安全を守る背骨のようなものです。予算を削らず安全を優先しましょう。
- 理由
建物が建った後では、重機が敷地の奥まで入れなくなるケースが多々あります。
新築時なら機械で数日で終わる作業も、後からは「すべて手作業」になり、人件費が高額になることがあります。 - リスク
強度不足の古い塀をそのままにしたり簡易的な処置で済ませたりすると、地震の際の倒壊リスクや、土砂が隣家に流れるなどの深刻な近隣トラブルに発展します。 - プロのアドバイス
フェンスなどの「上のもの」は後からいくらでも交換できます。
それを支える「下の基礎・ブロック塀」は、最初から最高レベルの安心を形にしておくべきです。
段階的に進めるのもアリ。後付け可能なエクステリア

新築時に、お庭やエクステリアを「全部一度に完成させなきゃ」と焦る必要はありません。ライフスタイルの変化に合わせて、ゆっくり育てていくのも外構の楽しみ方の一つです。
1. 物置
物置は、外構の中でも後付けしやすいアイテムの一つです。
- なぜ後回しでいい?
実際に住み始めてみないと、「何を、どれくらい収納したいか」が正確に見えてこないからです。
キャンプ用品、冬用タイヤ、子供の部活動の道具など、必要なサイズが確定してから選ぶほうが、大きすぎて邪魔になったり、小さすぎて入りきらなかったりする失敗を防げます。 - 新築時の準備
「ここにおく」という場所だけ決めておきましょう。その場所を平らに整地しておくだけで、後からの設置費用を安く抑えられます。
2. テラス屋根・オーニング(日よけ)
ウッドデッキやタイルの上にかける屋根も、後付けが可能です。
- なぜ後回しでいい?
季節によって「どこまで日差しが差し込むか」「どこに雨が吹き込むか」は、住んでみて初めて分かることが多いからです。
また、最近は「壁に穴を開けない独立タイプ」の屋根も増えており、新築時の保証を気にせず後から設置できるようになっています。 - 新築時の準備
将来、柱を立てる予定の場所に配管(水道やガス管)が通っていないか、図面上で確認しておくと失敗を防げます。
3. カーポート
カーポートは高額なため外構の予算調整の対象になりやすいですが、費用だけであわてて選ぶのは禁物。工夫次第で、本当に気に入ったものをきれいに後付けできます。
- なぜ後回しでいい?
駐車場の「土間コンクリート」さえ新築時に打っておけば、カーポート自体は後からでも1〜2日の工事で設置可能です。
車を実際に停めてみて、「どこに柱があったら邪魔か」「乗り降りで濡れない位置はどこか」をシミュレーションしてから設置するほうが、後悔のない使い勝手の良い駐車場になります。 - 新築時の準備
後から柱を立てる際、コンクリートの一部を「はつる(壊す)」必要があります。
あらかじめ柱が来る予定の場所だけコンクリートを打たずにおくのがポイント。後からの工事費を節約でき、見た目もきれいに仕上がります。
外構の後悔を防ぐ3つのシミュレーション

図面の上では完璧に見えても、実際に住み始めてみると「使いにくい」と感じてしまう…。そんな外構の後悔を防ぐために必要なのが、頭の中で実際に生活してみる「シミュレーション」です。以下の3つの視点で、今の外構プランをチェックしてみましょう。
1. 生活動線のシミュレーション(毎日の「動き」を想像する)
外構の使い心地は、日々の家事や移動のしやすさに直結します。特に「最悪の条件」を想定して動いてみましょう。
- 「雨の日にスーパーの袋を持って、駐車場から玄関へどう動く?」
晴れの日は気にならなくても、大雨の日に重い荷物を持って歩くのは大変です。駐車場から玄関まで屋根があるか、最短ルートで移動できるかを確認しましょう。 - 「ベビーカーや電動自転車で出入りしやすい?」
アプローチが階段になっている外構プランや、オープン外構の小さな段差に要注意。
重い電動自転車やベビーカーを毎日使うなら、段差のないルートやスロープがあると後悔を防げます。毎日の小さなストレスは、意外と侮れません。
2. 時間軸のシミュレーション(10年後の「変化」を想像する)
家族の成長とともに、外構に求められる役割は変わります。「今」だけでなく「未来」の使い道を考えておきましょう。
- 「10年後、大きな車に乗り換えてもOKな駐車場サイズ?」
今はコンパクトカーでも、将来子どもの送り迎えで大きなミニバンやSUVに買い替えるかもしれません。
柱の位置や駐車場の横幅にゆとりがないと、買い替えのタイミングで「車が入らない」と後悔することに。 - 「子供やペットが遊ぶための芝生、10年後もそのまま使う?」
子供が小さいうちは大活躍する芝生や砂場も、10年経てば使わなくなる可能性があります。
その時、庭をリフォームして植栽スペースやウッドデッキを置くのか、それともお手入れの簡単なタイル貼りに変えるのか。将来のリフォームのしやすさまで考えておくと安心です。
関連記事:【人気車種別】必要な駐車場スペースの幅は?使いやすいサイズは?
3. メンテナンスのシミュレーション(お手入れの「手間」を想像する)
家や外構の「完成した瞬間」が一番キレイのは当然です。大切なのは、その美しさを「どれだけ楽に維持できるか」です。
- 「駐車場や外壁が汚れた時、ホースが届く範囲に水栓がある?」
意外と見落としがちなのが「外水道(水栓)」の位置です。
駐車場にホースが届かない、窓掃除をしたいのに反対側にしか蛇口がない、といった失敗は非常に多いもの。あらかじめ掃除のシーンを想定して配置を決めましょう。
- 「雨だれやタイヤの跡を自分で掃除できる?汚れを防ぐ工夫は?」
真っ白な門柱やコンクリートは綺麗ですが、雨だれや車のタイヤ跡は必ずつきます。
それを自分でブラシでこすって掃除するのか、あるいは最初から汚れが目立ちにくいタイルの色を選んだり、雨筋がつかないように水切りを設置したりするのか。外構工事を行う際には、メンテナンスの覚悟と工夫をセットで考えましょう。
関連記事:立水栓はこんな方におすすめ!メリットやデメリットと意外な使い方
まとめ:後悔しない外構は、専門家と一緒に作る「安心」から

多額の費用をかけたご自宅が「建物はおしゃれ、外構は普通」で終わってしまうのは非常にもったいないことです。今回ご紹介した失敗事例やシミュレーションを参考に、まずは「自分たちが外構に何を求めるか」を整理してみてください。
特に後悔の声が多い「視線」の問題は、オープン外構・クローズ外構といったスタイルの選択だけでなく、フェンス一枚の高さ、エクステリアの配置や角度などの細かな配慮で大きく変わります。
住んでから「こうしておけばよかった」と後悔しないために。私たちSOTORIEは、専門店ならではの視点で、予算と機能性が両立した最適なプランをご提案します。数年後のメンテナンスまで見据えた、笑顔の続く外構づくりを全力でサポートいたします。
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